www.nc30.jp [Caburetor Setting]



気象条件による混合気の傾向
気象条件 混合気の傾向&セッティングの変更
冷たい空気 薄くなる→濃くする
暖かい空気 濃くなる→薄くする
乾いた空気 薄くなる→濃くする
湿った空気 濃くなる→薄くする
気圧が高い(標高が低い) 薄くなる→濃くする
気圧が低い(標高が高い) 濃くなる→薄くする

キャブレタ−パ−ツの守備範囲
エンジン回転数 守備パ−ツ略称 名称
1. 0% 〜 30% PS
SJ
パイロットスクリュ(Max:3+1/2回転戻し位)
スロ−ジェット(#35,#38,#40,#42)
2. 30% 〜 75% JN
SV
VP
ジェットニ−ドル(J51A,J51B,8ZF,8ZG,....)
スロットルバルブ
バキュ−ムピストン
3. 75% 〜 100% MJ メインジェット(#115 〜 #155)

・Caburetor Setting 時は、ラジエタ−水温を70 〜 80℃に保つ事
・セッティング変更時は一度に、2つ以上の事を変更しない事が基本
(起きた現象は、何を変更した事によって起こったのか?分からなくなるので、
面倒だけど、一つ一つ地道にやりましょう。)
・燃料が薄い状態から始めると焼き付く危険があるので、
濃い状態から薄い状態へ絞っていく方向にする。
・あとは...その時の環境「気温、気圧、湿度」などもメモっておきましょう。
不具合例 対応例
1 シケイン、ヘアピン等の立ち上がり時、
息つく、又は、ついてこない。
薄い状態。
PS戻し回転を多くする。
上記で効果が薄い場合は、SJを大きくする。
2 シケイン、ヘアピン等の立ち上がり時、
急についてくる。
濃い状態。
PSの戻し回転を少なくする。
上記で効果が薄い場合、SJを小さくする。
3 2〜3速でトルク感ない。
又はスト−ル(失速)感あり。
薄い状態。
JNストレ−ト径を細くする。
上記で効果が薄い場合、JNのシム(クリップ)調整「JNの位置を上げる」にて濃くする。
4 2〜3速パ−シャルで一度締め、その後、急開時についてこない。 薄い状態。
JNストレ−ト径を細くする。
SJを大きくする。
5 低開度(1/8 〜 1/4)にて回転上昇がギクシャクする。 濃い状態。
軽い程度であればPS戻し回転数を少なくする。
重ければSJを小さくするか、JNストレ−ト径を大きくする。
6 全開走行時に、回転上昇がにぶい。 薄い状態。
MJを大きくする。
JNを上げる。
7 全開走行時に、回転が止まる。 濃い状態。
MJを絞る。
JNを下げる。



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